ローズ・フラワーアクセサリー 『アニマロゼア』ブログ

薔薇とイタリアを愛する Anima Rosea店長のブログ

ウフィッツィ美術館で何が起こったのか?

Ciao! Emiです。

 

前回は

フィレンツェ(Firenze) で 駅から猛ダッシュの後 (笑)

無事に ウフィッツィ美術館(Galleria degli Uffizi) に入ったのもつかの間、

20分ほど見学した頃、館内の見学者全員が

なぜか美術館のスタッフの人にせき立てられるように部屋を出されて

1階まで降りてきたところでした。

 

そのときの様子はこんな感じ

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みんな わけがわからず そのまま外に出て行く人も多数。。。

1階や階段のところで立ち尽くす人も。

 

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私は このまま出て行くのは納得いかないし

自由気ままな一人旅なので 時間的制限も無いし

とりあえず様子を見るために 階段の途中で居残ることに決めました。

他にも 30人ほど同じ心境の方たちがいたようで

皆さん沈黙のまま ひたすら待機。

 

5分? 10分?くらい経った頃でしょうか?

遠くの方でサイレンの音が聞こえました。

別に気にするでもなくいたのですが、そのサイレンの音が

だんだん近づいて来たんです。

 

「ん? まさか?!」

 

と思っていたら やっぱり! すぐ近くでサイレンの音が止まりました!

 

そして 1~2分後 制服姿(消防服?)の男性が

10人ほど入ってきて 私たちが座り込んでいた階段の真ん中を

 ザッ ザッ ザッ ザッ

と登っていったのです。

 

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何だか 映画のワンシーンを見ているようで

しばらくボーッと彼らを見送っていました。

 

そしてふと我に返って

「えっ? 何? 何が起こったの〜❓」

 

・・・また 沈黙の時が流れました。

 

どのくらい経ったでしょうか? (正直 覚えていません ^^;)

上の階で何かを言っているのが聞こえた後

階段の上の方で待機していたお客さんたちが

ゆっくりと階段を上がり始めたのです!

そして私も上の階へ。。。

 

どうやら見学を再開できるようでした。 ホッ!

良かった! 本当に追い出されて見学は終了してしまうのかと

ドキドキしていました。

 

元居た階に上がると 私は真っ先にボッティチェッリの部屋に

向かおうとしました。すると

先ほど上に上がって行った十数人の消防隊(?)らしき人たちが

廊下で まだ何か調査している様子。

なんだか仰々しいですね。。。

 

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結局 何が起こったのか はっきり確認は出来なかったのですが

(みんなまだ調査中でバタバタしている感じだったので聞けませんでした)

消防隊(?)の人たちが 消火器のようなものを背負っていたし

どうやら 煙か何かが出ていて ボヤ騒ぎ(?)のようなことが起こって

調査に駆け付けた・・・という感じでした。

窓の外を覗いてみたのですが 外にも調査の人が何人かいました。

 

火の気があがっていたのなら 私たちも当然すぐに

外に出されていたと思いますが

そこまで危険な感じでは無かったようで 

結果、再び入ることができて 良かったです☆

 

こんなことは めったに起こらないと思うので

イタリア ウフィッツィ美術館での 貴重な体験となりました。。。

 

ではでは 見学再開です!

  

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ウフィッツィ美術館を追い出される?!

Ciao! Emiです。 

 

前回更新から だいぶ経ってしまいましたが (^^;

フィレンツェ(Firenze)で ウフィッツィ美術館(Galleria degli Uffizi) に

予約時間ギリギリで無事到着しました~  の続きです。

 

前回 ウフィッツィ美術館 を訪れたのは 2003年で

1回目の留学の後、妹と合流して約1ヶ月間イタリア旅行をした時でした。

 

その時はあまり予定も立てずに気ままな旅だったので

予約などもしておらず、入るのに1時間近く並びましたが

今回は 一人だし ウフィッツィ美術館全鑑賞!を目指していたので

日本でWebから 9:15 に予約していました。

 

時間前に到着(ギリギリでしたが)したので 

「チケット有」の人が入れる入口から中に入りました。

中に窓口があり 印刷していったWeb予約の予約表を

窓口で見せると すぐにチケットが渡されました。

近くで セキュリティの為、荷物チェックもありました。

 

そして いよいよ鑑賞です!

今回は時間をかけて じ~っくり鑑賞するゾ~! と気合を入れました。

 

イタリアでは 美術館でも写真撮影が出来るところが多いです。

でも すばらしい作品がたくさんありすぎて。。。

鑑賞メインにしたかったので 写真はほんの一部しか撮れませんでした。

 

そのごくごく一部をご紹介します。

 

 ベルナルド・ダッティ作 『サンタ・レパラータ大聖堂の多翼祭壇画』

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ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ作 『東方三賢王の礼拝』

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ジョット作 『オンニッサンティの聖母』

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ピエロ・デッラ・フランチェスカ作 『ウルビーノ公爵夫妻の肖像』 

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裏面は 同じく 

ピエロ・デッラ・フランチェスカ 『トロの肖像、勝利の馬車』

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ウフィッツィ美術館に限らず 世界には多くの画家たちが描いた

聖母子像がありますが、

 

私は 聖母子像の中でも 

この フィリッポ・リッピ作『聖母子と二人の天使』が特に好きです。

女性の優しい雰囲気に癒されます。。。 

 

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もう一つ フィリッポ リッピ作 『幼きキリストへの崇拝』

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そして そして いよいよ 私の大好きな

サンドロ・ボッティチェッリ のお部屋だわ~

と心躍らせて ボッティチェッリの部屋に足を踏み入れた瞬間・・・

 

パンッ! パンッ! パンッ!

と誰かが手をたたく音が聞こえ 何かを叫び始めました。。。

 

「えっ? 何? なんでこんなところで手なんか叩いてるの?」

 

と思って音のする方を見てみると ボッティチェッリの部屋の

別の出入り口(廊下側) の所で 館内スタッフらしき女性が手を叩いて

近くにいる人を出入り口の方へ誘導していました。

 

「どういうこと???」

 

しばらくその場で固まっていたのですが

周りの人たちも 戸惑いつつ出入口の方へ向かって行くので

仕方なく私も動きます。

でも。。。。

 

「まだ 入館して20分くらいしか経ってないし、

 Webで予約もしてるし、これから ボッティチェッリ なのに

 どうして? どうして出なくちゃいけないの???」

 

スタッフの女性も 何を説明するでもなく

とにかく 「出て! 出て!」という感じで

私を含め 他の見学者たちも 訳が分からないまま

トボトボと部屋を出て さらに廊下の先の階段へ

うながされて下の階まで下りました。

 

そのまま外に出ていく人たちもいましたが、

どうしても納得いかない私は 1階の階段の途中でしばらく様子を

みることにしました。

イタリア人以外の外国人(私もですが)もたくさんいましたが

他にも同じように階段に居残った人たちが 30人ほどいました。

 

それでも 美術館側からは何の説明もありません。。。

 

ただただ沈黙の時間が過ぎてゆきます。

このまま ウフィッツィ美術館を追い出されてしまうのでしょうか?

 

次回に続く

 

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フィレンツェに向かうも・・・まさかのショーペロ?!

Ciao! Emiです。

久々の更新です。。。

 

ボローニャ(Bologna) に到着したものの 現金確保のために

全然観光できなかったわけですが、次の日は日帰りで

フィレンツェ(Firenze) に行く予定でした。

でも 一つ心配ごとが・・・

 

前日にリヴォルノ(Livorno) からボローニャに向かう電車の中で

 『明日はショーペロの予定です』

みたいなことを 車内の電工掲示板(液晶画面)で見かけたのです。

イタリアでは 電車やバスの ショーペロ(sciopero=ストライキ)

そう珍しいことではありません。

と言っても 私は幸運にも 留学時代も旅行中も

今まで電車の ショーペロ に当たったことがありませんでした。

(バスは結構ありましたが・・・(^^; )

 

でも。。。ここに来て まさかのショーペロ~?!

 

今回の旅の目玉(観光)は 実は フィレンツェ観光!

特に ウフィッツィ美術館(Galleria degli Uffizi) に行く!

というのが大本命でした。

なので 日本出発前に ウフィッツィ美術館 の入館チケットを

Webで予約(時間指定) していたのです!!!

時間に遅れるわけにはいきません。

 

今回は 気合いを入れてウフィッツィの全ての作品を鑑賞することを

目指していたので 朝9:15の入館チケットです。

 

ボローニャからフィレンツェへは 特急で40分弱

フィレンツェの駅からは歩いて10~15分くらいでしょうか?

9時前にフィレンツェに到着するには 通常であれば

遅くとも8時過ぎにボローニャを出発すればいいのですが

ショーペロの状況がわかりません。。。

全線だったら もうアウトですが

全線というのは考えにくいので 何かしら手段はあるとは思うものの

前日の段階で よくわからなかったので

当日は早起きをして ボローニャ駅に行くことにしました。

 

ということで 朝もやの中 7時前にボローニャ駅に到着。

朝ごはんを食べる余裕はなかったので 駅の売店でクッキーを買って

電工掲示板を確認・・・ どうやら フィレンツェ行きの特急電車は

動いているようでした。 とりあえずひと安心。

 

ということで 早めにフィレンツェ に到着すべく

  7:55 ボローニャ(Bologna Centrale)

  8:30 フィレンツェ(Firenze Santa Maria Novella) 到着 の電車の

座席指定切符を自動券売機で購入し、地下の待合所で待機することに。。。

ここで 持参したマイボトルの温かいお茶と 売店で買ったクッキーで

軽い朝食を取りました。

 

前にも書きましたが ボローニャからフィレンツェに向かう電車の

ホームは地下深くにあります。

なので 早め早めに行動することが大事です。(移動に時間がかかる為)

私は 7:40頃には ホームに到着していました。

 

ところが 7:55 電車の出発時間になっても 電車が来ません!

私は嫌な予感がしました。

  『ショーペロはまぬがれたのに まさかの遅延?!』

(いや まさかじゃありませんけどね イタリアでは遅延なんて・・・)

 

そう 10分過ぎても到着する様子がありません。

ホームは人でいっぱいです。 みんな ちょっとイライラムード。

20分過ぎた頃に ようやく 『あと5分で到着!』

みたいな放送が流れました。 あと5分~?!

 

出発予定の 7:55 から 約30分の遅延です。

本来なら 8:30にはフィレンツェに到着して 案内所で地図をゲットして

ゆっくりウフィッツィ美術館まで散策しよ~! と思っていたのに

遅延のおかげで フィレンツェ到着は 9時過ぎ!

美術館の予約は 9:15 です!

 

駅に到着した途端 ホームを走ります。あと10分しかない!

案内所に行く余裕はありません。

つまり地図をゲットできません。

 

1度目の留学をした後、妹と約1か月イタリアを旅行した際

実は一度 ウフィッツィ美術館 にも行きました。

 その時のブログはこちら ↓

  花の都フィレンツェへ・・・念願のウフィッツィ美術館と散策も 

 

その後、2度目の留学中にフィレンツェには1度行っています。

その2回のかすかな記憶(2度目でも10年近く経っている)を頼りに

自分を信じて ウフィッツィ目指して走るしかありません!

 

走っている途中も

『ホントにこっちで合ってるの~?』

『ちゃんと辿り着けるの~?』

といささか不安になっていましたが、

ようやく 

アルノ川(Fiume Arno) に突き当たり あとは川沿いに行けば

ウフィツィ到着です。 時刻は 9:13

 

 やった~ ギリギリ間に合いました~!!

エライぞ 私! (^o^)v

 

息を切らしつつ チケット有りの人が入る入口に向かいました。

 

しかし 実はこの後も ひと騒動あるのです。。。(笑)

  

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