ローズ・フラワーアクセサリー 『アニマロゼア』ブログ

薔薇とイタリアを愛する Anima Rosea店長のブログ

イタリアで初めてのお墓参り

 

Ciao! Emiです。

 

今回のリヴォルノ再訪の目的の一つ

 イタリア語の先生のお墓参りに行く!

を達成するべく マンマのお昼ご飯を頂いて出発しました!

 

まずはリヴォルノの中心街にある 

グランデ広場(piazza Grande) にバスで向います。

そして そこでマンマに教えてもらった墓地の方面に向かう

バスに乗り換えます。

 

でも、バスに乗ったからと言って安心は出来ません。

なぜなら イタリアのバスは日本のバスのように

「次は 〇〇です。」

なんて 親切に知らせてはくれません。

(知らせてくれる所もあるかもですが、私は乗ったことがないです)

降りるバス停の近くになったら 自分の判断でピンポンを

鳴らして 降りる合図をしなければならないのです。

なので 初めての場所に向かう時は いつもドキドキなんです。

 

バスの中で ipadの地図を見ながら 

『たぶん 今この辺りを走っているから、次に右折したあと

 まっすぐ行って・・・』と外の様子と見比べながら

『たぶん 次くらいのはず。。。』と自分の勘を頼りに

ピンポンを鳴らします。

恐るおそる バス停で降りると 

 

少し先に墓地の門らしき場所が見えました。

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近づいてみると

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目指している墓地でした。よかった。

マンマの言った通り 

朝は 8:00~12:15、午後は 14:30~17:15 の時間のみ入れるようです。

マンマに聞いてなかったら 11時半に家を出て

2時間以上 ここで待ちぼうけになるところでした。。。

 

お墓参りだし、お花を買って行ったほうがいいかしら・・・と

思ったのですが、何しろ初めてなので

まずは様子を見てみることに。

 

まずはお墓の場所を確認しなくては・・・ 先生のお姉さんに聞いた

お墓の場所をメモしてきたので 地図で確認。

かなり奥の方にあるようでした。 たどり着けるかしら?

ちなみに入り口は  右下の赤丸の場所です。

 

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外国のお墓は初めてですが、やはりキリスト教の国ですね。。。

墓地は 白をベースにした色調で明るい感じです。

お花がたくさんあっていいですね。

 

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お墓の種類は 上のような土の中にある感じと

建物の中に 引き出しのような感じ(奥に向かって横たわっている?)と

あるようでした。

 

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 先生のお墓の場所は 建物の中にあるようだったので

メモの番号の建物の中に入り 一つ一つ 名前を見ながら

探していきました(建物内の場所まではわからなかったので)

 

ところが 探しても探しても なかなか先生のお墓が見つかりません。

半地下みたいな所もあったので そこも降りて行って探してみたのですが

平日だったせいか人影はなく 中は薄暗く ふと我に返って

『ここに ご遺体がたくさん眠っているんだなぁ。。。』と思うと

さすがにちょっと怖くなってしまいました。(ごめんなさい)

 

それでも ここまで来た以上 先生を見つけるまでは帰れない!

と 必死に探したのですが、 どうしても見つけることが出来ませんでした。

 

だんだん日も陰りだし 途方にくれていたのですが、

ここに来る途中に 事務所(?)らしき場所を遠目に見かけたのを

思い出し、そこへ行ってみることにしました。

 

その建物は 入口方面に向かってかなり戻る感じになるのですが

これで違ってたらどうしよう・・・と思いつつ 何とかたどり着けました。

中に入ると やはり事務所になっているようで

カウンターにいたお姉さんに

「お墓が見つからないのですが・・・」 と言うと

「名前と亡くなった年は?」と聞かれたので

答えると パソコンで調べてくれました。

 

先生のお姉さんに聞いた墓地の場所のメモを見せて

「ここだと聞いてきたのですが、見つけられなくて」と言うと

「あ~ このメモは間違っているわね。

 その人の場所は ここよ!(←メモに書いてくれた)

 ここからだとちょっとわかりづらいから

 外に出て行き方を説明するわ。」 と言って

事務所の外の墓地内の地図を指さしながら 教えてくれました。

 

その場所は なんと墓地の入り口から1~2分歩いたところに

あったんです。あんなに歩いて 墓地の奥の方まで行ったのに。。。

(先生の)お姉さんたら。。。頼みますよ。。。。(> <;

 

ということで 先生のお墓のある建物を確認したので

お花を買うことにしました。

日本では生花をお供えするのが一般的ですが

上の写真にもあるように  イタリアのお墓は 

ほとんどが  造花が供えられていました。

しかも 色とりどりで 明るい花が多かったです。

少し観察していたのですが、人によって

墓石の所に 花を生ける入れ物があったりするようでしたが

先生のお墓は 一番下の段で 墓石に花を生ける物はついていませんでした。

 

墓地の入り口を出たところに お花屋さんらしきお店が

あったので そこに行ってみました。

お店のお兄さんが出てきたので

 

 私  「お墓にお花を供えたいのだけれど、よくわからなくて・・・」

お兄さん「大丈夫!僕に任せて!予算はいくらぐらい?

     花はどんな感じがいい? 色は?」

   「小さいのでいいのだけれど 花の入れ物をもっていないの。

     下に置けるように出来る?」

お兄さん 「大丈夫! ガラスのビンに花を入れて

     置けるようにしてあげるよ! 任せて!」

 

と言ってくれたので 花の色と大きさを相談して お任せしました。

 

出来上がったのは こんな感じ。

中に ガラス瓶が入っています。 カゴなどより重いので  これなら風が吹いても

倒れにくいでしょう。。。

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お花を持って もう一度お墓に向かいます。

 

墓石には たいてい故人の顔写真が付いているのですが、

おじいちゃん、おばあちゃんの写真もありましたが

たいていは 若かりし頃の写真を付けているようで

あまり老人の写真はありませんでした。

 

先生のお墓を探す時も 暮石の写真を見ながら探していたのですが、

実際 先生のお墓の前に行くと 10代 または 20代前半(?)と思われる写真が

付いていました。 これでは 見つけられなかったです。。。。

 

先生は 私より10歳年上だったのですが、小柄でキュートで

会った時には  とびっきりの笑顔を見せてくれる人でした。

先生の笑顔を見るだけで 幸せな気持ちになれたんです。

こんな笑顔が出来る人に  私もなりたいなぁ…と  いつも思っていました。

Maria という名のその人は  本当にマリア様のような人でした☆

2013年に会ったのが最後になりましたが、

これからもずっと 私の心の中にいる人です。

 

何はともあれ 無事  お墓を見つけることができ、

墓前で  先生にいっぱいお話してきました。

リヴォルノに来た時は  また必ず行こうと思います。

 

 

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