ローズ・フラワーアクセサリー 『アニマロゼア』ブログ

薔薇とイタリアを愛する Anima Rosea店長のブログ

海を目指してリヴォルノへ行ってみたのですが・・・

Ciao! Emiです。

 

ピサ(Pisa) に1泊し、次の日は海に行ってみよ~と思い立った私たち。

実はピサは ティレニア海に面した港湾都市で 海に近い位置にあるのですが、

中心部から海は少し離れた場所にあるため、

隣の駅である リヴォルノ(Livorno)という所が 地図上では海に近そう・・・

ということで リヴォルノに行ってみることにしたのです。

 

ピサで泊まったホテルは 駅から離れていたため、帰りも駅まで

バスに乗ろうとしていたのですが、バス停は見つかったものの

チケットを買える場所が見当たりませんでした。

 

イタリアでは バスのチケットは通常、バール(Bar=喫茶店(お酒もあり))

タバッキ(Tabacchi=タバコ屋) などで買うのですが、

私たちが乗ろうとしていたバス停近くには そういったものが見当たらず

どうしよう・・・と思っているうちに バスが来てしまいました!

 

バスに乗りあぐねていた私たちを見て、運転手さんが

「乗らないの?」と言うので、「チケットが無いの・・・」と言うと

「いいからっ乗って!」と手招きするので、とりあえず乗り込みました。

(バスの中で支払いが出来る場合もあるので)

でもバスは超満員で身動きが取れず 運転席まで行けませんでした。

 

そうこうしているうちに駅に到着したので、みんなが降りて行った後に

運転席に行って「さっきチケット買えなかったので・・・いくらですか?」

と聞くと、面倒くさそうに首を振って 「いいよ。。。降りて。」と。

「え~っいいの? 現金なら払えるよ~」と思ったのですが、

早く降りてほしそうだったので、お礼を言って降りました。

ちょっと気が引けましたが、いいって言うし・・・ 

ここはイタリア! そういうこともあるわよね~☆

と感謝しつつピサを後にしたのでした ^^;

 

そして 電車で1駅(・・・と言っても15分はかかる!)の隣町

リヴォルノ(Livorno) に降り立ってみました。

たぶん日本では ほとんど知られていないこの町。

私たちも初めて聞く名前でしたが、海があればいいっか~と

来てみたのですが、何の情報も持っていなかったので

(ガイドブックにも載っていない!)

とりあえず駅で様子をみることに。

 

すると構内のバールに ポリツィア(Polizia=警察官)の二人組を発見!

さっそく声をかけてみる!

 

「海に行きたいのですが・・・どうやって行けます? バス?」と言うと

「えっ?!海に行きたいの? ここは砂浜は無くて岩場ばかりだから

石がごろごろしてるよ。。。エルバ島とかサルデーニャとか

島に行けばキレイな海岸があるけど、船に乗らないとね。。。

港があるから、そこまでタクシーでも行けるよ」というお返事。

 

う~ん、船に乗って島に行くのは、スケジュール的にちょっと無理・・・

ということで妹と 海はあきらめるか・・・と話していると、

「君たち日本人? 日本の車はいいよね~ 僕は日本の車が大好きなんだ~」

などと きさくに話しかけてきたので、おまわりさん達としばし日本の話で盛り上がってしまいました(笑)

 

そんなわけで、リヴォルノに行ってみる・・・という試みは断念し、

土地勘も 町の情報も持っていないので、中心街に行くこともなく

(バスに乗らないと行けないとのことなので)

そのままリヴォルノ駅を後にしたのです。。。 が、

 

実は、この数年後 リヴォルノは 私の2回目の留学の地となったのです。

もちろんこの時は そんなこと考えもしていませんでしたが。。。

今思うと、何だか不思議な縁を感じてしまいます。