イタリアで犬との出会い①
Ciao! Emiです。
ウルバニアでホームステイをしていたお家に
白い犬のブリーナが居ました。当時すでにおばあちゃんだったのですが
小さくてとても可愛らしい犬でした。
私は大の犬好きなので、犬とはすぐに友達になれるのですが、
ブリーナもすぐになついてくれました☆
ホームステイ先のお家は 同じ敷地内に2つの世帯が住んでいる形で
もう一方のお家には 茶色い犬のチャールリィが居ました。
彼はまだ若く いつも元気でした。
家に帰ると まず外門を入った表側(?)のお家のガレージの所に
チャールリィが居て、いつも私に近づいてきてくれます。
彼はシッポが筆のような形で ピンとまっすぐ上に立っているので
私はさわってみたくてしょうがなかったのですが(笑)
そ~っと後ろからシッポをつかもうとすると すぐに察知して
「ワン!」と怒られます。。。何度もチャレンジしてみたのですが
結局 一度もつかませてくれませんでした。残念(ToT)
でもホームステイ先のお家の庭で 私がブリーナと遊んでいると
気になるのか トコトコ・・・と歩いて来て
そっと建物の端の方から こっちを覗いてみているのです(笑)
一緒に遊びたいのかな~と思って 「こっちおいで~!」と呼ぶのですが
犬のテリトリーがあるのか、私がブリーナと一緒にいる時は
絶対に近づいて来ません。 でも 気になる~ って感じなのかな?
いっつも視線を感じてみてみると 彼がそっと影から見ていました。
ブリーナは いつも食事の時に私のイスの下に来て
「私にもちょ~だ~い!」とおねだりしてきます。
可愛くて思わずおすそわけしてあげたくなるのですが、
マンマに 「ダメよ!あっちに行ってなさい!」と言われて
シュン。。。と行ってしまうのですが、これがまた可愛い!
ある日、いつもの日課の夕食後の散歩から戻ると
家の扉が閉まっていました。(←いつもはその時間なら開いている)
その日はたまたま鍵を持って出なかったのですが、
散歩から帰る時間(夜9時過ぎ)には お父さんもマンマも家に居るので
大丈夫だろう・・・と思っていたのです。
すぐに帰ってくるかな~と思い、玄関の扉の前で待つことに。
しばらくすると ブリーナが 一人散歩 から帰ってきました。
(ウルバニアでは 結構、犬が自由に一人(?])で散歩してます。
住宅街はあまり車が通ることもなく 安全なのでしょうね。。。)
「扉を開けて・・・」と私を見上げるのですが、
「ごめんね。。。鍵 忘れちゃって入れないの。」と言うと
察知したのか 私の横にちょこんと座りこみました。
そうしているうちに辺りは暗くなり(日没が8時半位なので
9時半くらいまでは明るい) 暗闇の中でブリーナと
二人きり・・・寂しくなったので 日本の歌を歌い始めました。
すると チャールリィが「どうしたの?」と覗きに来ましたが
ブリーナが居たので 行ってしまいました。
ブリーナは私の歌をじっと聞いていて、そばを離れませんでした。
私たちは寄り添うように 暗闇の中で時が来るのを待っていたのです。
1時間半くらい経ったでしょうか? 夜の10時半ごろ
ようやくお父さんとマンマが帰って来たのです。
二人は暗闇の中にいる 私とブリーナを見て びっくりしていました。
「どうしたんだ~こんなところで! 鍵は?」
「散歩に行くときに鍵を忘れちゃって・・・ブリーナとここでずっと待ってたの。」
「マンマ ミーア(Manma mia!=なんてことだ!)」
ホントに マンマ ミーア・・・でしたが、
ブリーナが居てくれて どんなに心強かったことか。。。
一人で待っていたら どれだけ心細かったことでしょう。
小さい体で私を支えてくれた 大切な友達です。
ブリーナありがとう!